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故事来歴

こじらいれき
名詞
1
標準
origin and history
文例 · 用例
しかし、再び年少の頃の私は、そのやうな故事来歴は与り知らず、ただ口繩坂の中腹に夕陽丘女学校があることに、年少多感の胸をひそかに燃やしてゐたのである。
織田作之助 木の都 青空文庫
馬琴の衒学癖は病膏肓に入ったもので、無知なる田夫野人の口からさえ故事来歴を講釈せしむる事が珍らしくないが、自ら群書を渉猟する事が出来なくなってからも相変らず和漢の故事を列べ立てるのは得意の羅大経や『瑯※代酔篇』が口を衝いて出づるので、その博覧強記が決して俄仕込にあらざるを証して余りがある。
内田魯庵 八犬伝談余 青空文庫
人形とわたしとの関係はそういうわけでありますから、仮りにも人形と名のつくものならば何んでもいいので、別に故事来歴などを詮議しているのではありません。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
アラスカ丸の船長はそんな曰く因縁、故事来歴附の小僧だって事を、知って拾ったんだか……どうだかってんでね。
夢野久作 難船小僧 青空文庫
あの小僧の曰く因縁、故事来歴を知らねえから平気で雇ったに違えねえんだ。
夢野久作 難船小僧 青空文庫
そうして故事来歴等は、私が老人だけに比較的に多く知っていたから、これは得意としてそれを説き聞かせる。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
暫くして、「女|賢シウシテ牛売リ損ネル……」と、二三度、口のうちでつぶやきながら、筆の進行をすすめて思案の体――「女賢シウシテ牛売リ損ネル……」 彼は、今、再三それを繰返して、「はて、この故事来歴の出典は、どこであったかしら」 思案の種はそれでした。
白雲の巻 大菩薩峠 青空文庫
東京市中にはもしそれほどの故事来歴を有せざる銀杏の大木を探り歩いたならまだなかなか数多いことであろう。
一名 東京散策記 日和下駄 青空文庫
作例 · 標準
「このお寺の建立に関する故事来歴については、あちらの掲示板に詳しく書いてあります。」
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家宝の壺を鑑定に出すと、驚くほど立派な故事来歴があることが判明した。
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「単なる古い道具ではなく、その故事来歴を知ることで価値がさらに高まるんだよ。」
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