民用
みんよう
名詞
標準
文例 · 用例
皆より少し遅れて来た久慈は、肩幅のある薄羅紗の夏服に、ブルターニュの農民用の紺木綿のワイシャツへ、毛糸の編タイをし、矢代の知っている久慈とはまるで変った服装で、やや長めの髪を撫で上げた、一見未来派の彫刻家か建築家に見える様子だった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
昔の文人趣味かどうかしらないが昔の人は澁かつた―― 梅の木の根に蘭の花を描く圖案を庶民用の土瓶にくツつけた―― 窓繪といふ。
— 小野賢一郎 『やきもの讀本』 青空文庫
「皆さん、お互に今後は、せめて直結式の市民用防毒面ぐらいはもっていることにしましょう。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
もしもこれに大いに用途があったなら大した民用をなすのであろうが、只今それ程満点の利用も無いから従って徒に山野に枯れ果てる事が多い。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
ここでこの実験を行ったが、少年はこの実験をしたすぐ後になって、貧民用仕事場で感染症に罹ってしまったので、人痘接種をするのに不適当になってしまった。
— AN INQUIRY INTO THE CAUSES AND EFFECTS OF THE VARIOLAE VACCINAE, A DISEASE DISCOVERED IN SOME OF THE WESTERN COUNTIES OF ENGLAND, PARTICULARLY GLOUCESTERSHIRE, AND KNOWN BY THE NAME OF THE COW POX. 『イングランドの西部の諸州とくにグルスターシャーで見つかった病気で、牛痘の名で知られているウシ天然痘の原因および効果についての研究』 青空文庫