音楽形式
おんがくけいしき
名詞
標準
musical form
文例 · 用例
実際連句一巻の形式はソナタのごとき音楽形式とかなりまで類似した諸点をもつのである。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
まことに言葉以上の記号で生活している最上級の音楽形式がここにある。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
この道を切り開くにあたって音楽は、宗教的雰囲気を残しながら、しかも宮廷の建物にふさわしい、その雰囲気にふさわしい甘いきらびやかな音楽形式をもっていくのである。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
ショパンはポーランドを離れ、あらゆる楽団の人々は、パリーにウィーンに集まって一つの音楽形式を創りだしたのである。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
もしも人が音楽形式の合理主義の中だけに閉じこもるなら、どこまでもベートーヴェンの音楽の外にいるという結果にならざるを得まい。
— VIE DE BEETHOVEN 『ベートーヴェンの生涯』 青空文庫
あれやこれやの音楽形式の価値に関する美学的論議にも、または新しいものを創造せんとの合理的探究にも、煩わされることがなかった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
もっとも単純な音楽形式から、歌曲から、歌芝居から、彼らは出発したのだ。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
それらの観念を普通の音楽形式の中に流し込もうとすると、困難が生じてきた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫