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虐げ

しいたげ
名詞
1
標準
文例 · 用例
象徴派の新運動は、その本質上の精神に於て、正しく浪漫派の復活であり、虐げられたる自由と感情とを、詩に於て取り返そうとした革命である。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
(徳川時代には、すぐれた獨創力や發明力をもつた多くの人々が、幕府の壓迫に虐げられ、何も出來ないで空しく浪費的に死んで行つた。
萩原朔太郎 所得人 室生犀星 青空文庫
人の心は寒さに閉され、虐げられ、苦しめられて危く石のやうになつてしまはうとする。
有島武郎 青空文庫
一切の歴史から虐げられて来た、哀れなか弱い女性!
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
彼らが反抗する必要のない、彼らによってまでも愛護されなければならない、虐げられたる女性、それは、虐げられさいなまれて来た労働階級と、よく似た運命を持っていた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
女の中でも最も弱い階級と、男の中で最も虐げられた階級との間には、ブルジョアがそれらに対する時と違って、どこかに共通な打ち解けた点があった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
人間が、人間を虐げ、踏みつけ、搾取することを、えらくなると考えることは、半世紀ばかり前の考えだと、私たちは思っています。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
その中十九節に「こは彼れ(悪しき人をいう、暗にヨブを指す)貧しき者を虐げてこれを棄てたればなり、たとい家を奪いとるともこれを改め作る事を得ざらん」とあるが如き、貧者を虐げその家を奪う罪悪をヨブに帰したのであって、理不尽なる批難というべきである。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫