真刀
しんとう
名詞
標準
文例 · 用例
明和二年刑せられた巨盗真刀徳次郎はこの夜孕まれた由。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
又五郎は琢磨兵林によると真刀流の達人で、弱年の頃「猫又」を退治したと書いてあるが、「猫又」などという代物が怪しいように、又五郎の腕も判らない。
— 直木三十五 『鍵屋の辻』 青空文庫
竹光を抜き合せたところへ、筋書どおり留め女が入って、用意の酒肴を開こうという手順だったというが、敵の虚無僧になった男が、巡礼の方を真刀で斬り殺してしまったのだよ」「ヘエ――」 平次は同心の説明を聴きながらも、巡礼の死体を丁寧に調べてみました。
— 花見の仇討 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「お、こいつは真刀が仕込んである」 手先の一人は、倉松の持っていた錫杖が、真刀を仕込んだ物騒なものだったことを発見しました。
— 花見の仇討 『銭形平次捕物控』 青空文庫
錫杖に仕込んだ真刀は、物々しい品には相違ありませんが、肝心の血がついていなかったのです。
— 花見の仇討 『銭形平次捕物控』 青空文庫