愛育
あいいく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
tender nurture
文例 · 用例
最後に、氏専用の水泳プールで愛育の魚猿の後について、猿の飛び込み方、水くぐり、水の切り方などを真似られました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
その上また母親はあらかじめ一封の書を認めておいて、不断滝太郎から聞き取って、その自分の信用を失うてまで、人の忌嫌う我児を愛育した先生に滝太郎の手から託さするように遺言して、(私が亡くなった後で、もしも富山からだといって人が尋ねて来たら、この手紙を渡して下さい。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
牛馬犬豚の如きものに對しても、之を愛育し長成せしむるは助長である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
威勢のいい赤は其から幾年間を太十の手に愛育された。
— 長塚節 『太十と其犬』 青空文庫
細君の意志は、山崎の翻訳を通さずには、彼女が愛育してゐる猫と山羊とにより他通じなかつた。
— 牧野信一 『素書』 青空文庫
牛・馬・犬・豚のようなものに対しても、これを愛育し長成するのは助長である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
メッカでは驢を愛育飼養するにもっとも力めたので、その驢甚だ賢くなり、よくその主の語を聞き分ける故、主もまた自分の食を廃しても驢に食を与うという。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
私陀林中にさまよい声を放って泣く時、その近処に隠棲せるヴァルミキ仙人来って仔細を聞き、大いにその不幸に同情し、慰めてその庵へ安置し介抱すると、数日にして二子を生み、仙人これを自分の子のごとく愛育した、ほどへて羅摩ヤグナムの大牲を行わんとす。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
幼児の心身を健全に愛育することは、親の務めである。
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長年の愛育により、庭の椿は見事な大輪の花を咲かせた。
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動物園は、絶滅危惧種の愛育と繁殖に尽力している。
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「この盆栽は父が丹精込めて愛育していたものなんだよ。」
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