ぴょいと
ぴょいと
副詞
標準
lightly and nimbly
文例 · 用例
」 と圧えつけるようにいうと、ぴょいと立直って頭の堆く大きく突出た、紅の花の廂の下に、くるッとした目を※って立った。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
」 と、飯櫃に太い両手を突張って、ぴょいと尻を持立てる。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
けれども、もっとすばらしいことには、そのガチョウが、ぴょいとお皿からとびおりて、背中にフォークやナイフをつきさしたまま、床の上を、よたよたと歩きだしたのです。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『マッチ売りの少女』 青空文庫
兵十がいなくなると、ごんは、ぴょいと草の中からとび出して、びくのそばへかけつけました。
— 新美南吉 『ごん狐』 青空文庫
するとね、くいほじった柿の核を、ぴょいぴょいと桟敷中へ吐散らして、あはは、あはは、と面相の崩れるばかり、大口を開いて笑ったっけ。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
すると犬は、それが地びたへおちないうちに、ぴょいと上手に口へうけて、ぱくりと一口にのみこんでしまいました。
— 鈴木三重吉 『やどなし犬』 青空文庫
犬は、そのたんびに、ぴょいぴょいと上手にとって、ぱくぱく食べてしまいます。
— 鈴木三重吉 『やどなし犬』 青空文庫
広栄も傍の松葉杖を引き寄せて体を起し、故障のある左の脚を引きずるようにして、玄関と庖厨の入口を兼ねた古風な土間へおり、そこにあった藤倉草履を穿いて、ばったの飛ぶようにぴょいぴょいと裏口から出て往った。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
作例 · 標準
猫が塀の上からぴょいと飛び降りてきた。
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彼は重い荷物をぴょいと担ぎ上げ、軽快に歩き出した。
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幼い娘をぴょいと抱き上げると、彼女は嬉しそうに声を上げた。
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