温泉めぐり
おんせんめぐり
名詞
標準
visiting multiple hot springs
文例 · 用例
」「伊豆の温泉めぐりを為た。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
女中の言うところに依ると、その娘は富裕な両親に連れられて年中温泉めぐりをして居る所謂温泉場人種の一人だった。
— 岡本かの子 『健康三題』 青空文庫
そうかと思えば、東北の果から遠く朝鮮の方まで旅を続けて、内地の温泉めぐり位は物の数とも思わないような家族もある。
— 島崎藤村 『船』 青空文庫
学校の休暇を利用して、母子のものはよくつれ立って温泉めぐりをする。
— 矢田津世子 『女心拾遺』 青空文庫
Sは十日程前から、戀人と、信州の温泉めぐりをやつてゐるのだつた。
— 葛西善藏 『湖畔手記』 青空文庫
温泉めぐりをして歩く年頃でもないが、割に旅をしているので、各地の温泉を知っている。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
――そいで、それから二三日たったら、温泉めぐりに連れてってやろう……いくら私がボンヤリだって――男の声 ……なあに、俺あ――俺一人のことならタカが知れてるから、てめえの方から出頭してもいいくらいだ。
— 三好十郎 『胎内』 青空文庫
丁度山々では紅葉が赤らむのでね、善光寺詣りの団体くずれが、大群をなして温泉めぐりをやり、渋からこの上林へとくり上って来る。
— 一九三六年(昭和十一年) 『獄中への手紙』 青空文庫