葦切り
よしきり
名詞
標準
文例 · 用例
蘆の叢の多い下の沢では、葦切りが喧しく啼いていた。
— 佐左木俊郎 『土竜』 青空文庫
菅の中からは葦切りの声!
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
その茅が年々一丈余りも伸びて、葦切りが道を通るにもやかましいくらいで、土用前にうんと鳴いておけなどと口小言をいって通ったものです。
— 大鹿卓 『渡良瀬川』 青空文庫
雲雀、雀の鳴声に混って、鋭いヨシキリの声も聞える。
— 島崎藤村 『千曲川のスケッチ』 青空文庫
ヒバリとかヨシキリとかの、おだやかな開墾地の鳥さえわたしの伐採地にはついぞおとずれなかった。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
以上の外に、この小鳥の地方名には、全く系統を異にしたものが現在もなお二つ以上あって、ヨシキリ・ヨシワラスズメなどというものはその一つである。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
ヨシキリという名なども今日は標準語に編入せられているが、それはただ文化の中心に近い地方の、近世の発案というに過ぎなかったかも知れぬ。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
ヨシワラスズメという名はその前からあって、多分ヨシキリの理解記憶を助けたのであろう。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫