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満干

まんかん
名詞
1
標準
文例 · 用例
一体、海の面はどこでも一昼夜に二度ずつ上がり下がりをするもので、それを潮の満干と云います。
寺田寅彦 瀬戸内海の潮と潮流 青空文庫
ことに瀬戸内海のように外洋との通路がいくつもあり、内海の中にもまた瀬戸が沢山あって、いくつもの灘に分れているところでは、潮の満干もなかなか込み入って来てこれを詳しく調べるのはなかなか難しいのです。
寺田寅彦 瀬戸内海の潮と潮流 青空文庫
東京辺と四国の南側の海岸とでは満潮の時刻は一時間くらいしか違わないし、満干の高さもそんなに違いませんが、四国の南側とその北側とでは満潮の時刻は大変に違って、ところによっては六時間も違い一方の満潮の時に他の方は干潮になる事もあります。
寺田寅彦 瀬戸内海の潮と潮流 青空文庫
また、内海では満干の高さが外海の倍にもなるところがあります。
寺田寅彦 瀬戸内海の潮と潮流 青空文庫
このようにあるところでは満潮であるのに他のところでは干潮になったり、内海の満干の高さが外海の満干の高さの倍になるところのあるのは、潮の流れが狭い海峡を入るために後れ、また、方々の入口から入り乱れ、重なり合うためであります。
寺田寅彦 瀬戸内海の潮と潮流 青空文庫
この瀬戸の両側では潮の満干が丁度反対になるので、両側の海面が一番喰い違う時は高さが五尺ほど違います。
寺田寅彦 瀬戸内海の潮と潮流 青空文庫
これ、潮の満干、月の数……今日の今夜の丑満は過されぬ。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
(海には汐の満干があるよ、いまに汐がさすと一面の水になる。
泉鏡花 甲乙 青空文庫