岩清水
いわしみず
名詞
標準
water trickling from rocks
文例 · 用例
こゝを立ち去りてなほ降るに、ひぐらしの声涼しく聞えたれば、日ぐらしの声の底から岩清水 この夜は山麓の覊亭に一泊し、あくる朝|連立て蒼海を其居村に訪ひ、三個再び百草園に遊びたることあれど、記行文書きて己れの遊興を得意顔に書き立つること平生好まぬところなれば、こゝにて筆を擱しぬ。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
すぐに岩清水を月影に透かして、大茶碗に汲んで進ぜた。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
また岩清水|迸る長沙の央、青葉かげ、豹も来て飲む椰子森は、麒麟が常の水かひ場。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
また岩清水迸る長沙の央、青葉かげ、豹も来て飲む椰子森は、麒麟が常の水かひ場。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
また岩清水|迸る長沙の央、青葉かげ、豹も來て飮む椰子森は、麒麟が常の水かひ場。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
玻璃色の薔薇の花、草間に迸る岩清水の色、玻璃色の薔薇の花、おまへの眼を愛したばかりで、ヒュラスは死んだ、僞善の花よ、無言の花よ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
突然、奇妙な思い出が浮かんだ――たぶん赤ん坊を負ぶった若い男を見たからか、岩清水のざわめきの音のためだったか、それはつぎのような物語である。
— THE DREAM OF A SUMMER DAY 『夏の日の夢』 青空文庫
静かな岩清水のやうに、沁み出る記憶にひたされながら、加藤君のお芝居を見ることが出来るだらう。
— 折口信夫 『「なよたけ」の解釈』 青空文庫
作例 · 標準
登山者は、苔むした岩を伝って流れる冷たい岩清水(いわしみず)を喉深く飲んだ。
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夏の暑さの中、岩清水を見つけることは、まさに一服の清涼剤だった。
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この山の湧き水は、岩清水のようにその清らかさで知られている。
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