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振り解く

ふりほどく
動詞
1
標準
文例 · 用例
」とばかり組み付くのを、「侍、命が惜しくないそうな」 云うと同時に組まれたまま故意と足を踏み辷らし、坂を転がる米俵か、コロコロコロコロと家根に添い、真逆様に落ちたのは、乃信姫君の佇んで居られる高縁先のお庭前で、落ちるより早く身を飜えし、組まれた相手を振り解くとひょいとばかりに突っ立った。
国枝史郎 善悪両面鼠小僧 青空文庫
お雪に抱き留められた浅吉は、それを振り解くほどの気力もなく、ぐったりと草の上へ倒れて、さめざめと泣きました。
他生の巻 大菩薩峠 青空文庫
……ハテナ」 と腕を組んで沈思する体であったが、やがてバラリと腕を振り解くと、「ウム、これゃいかん。
久生十蘭 魔都 青空文庫
」と、公は逆上している彼の耳元で二三度大音に喚ばわりながら、夫人の襟を掴んでいる彼の左の手を振り解くと、夫人を庇うようにして夫婦の間へ割って這入った。
谷崎潤一郎 武州公秘話 青空文庫
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