休らい
やすらい
名詞
標準
resting
文例 · 用例
園を出ずれば丈高く肥えたる馬二頭立ちて、磨りガラス入りたる馬車に、三個の馬丁休らいたりき。
— 泉鏡花 『外科室』 青空文庫
この夕もまた美人をその家まで送り届けし後、杉の根の外に佇みて、例の如く鼻に杖をつきて休らいたり。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
煙突の中の黒い煤の間を、横すじかいに休らいながら飛びながら、上って行く火の子のように、葉子の幻想は暗い記憶の洞穴の中を右左によろめきながら奥深くたどって行くのだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
フェヒネルは或朝ライプチヒのローゼンタールの腰掛に休らいながら、日|麗に花|薫り鳥歌い蝶舞う春の牧場を眺め、色もなく音もなき自然科学的な夜の見方に反して、ありの儘が真である昼の見方に耽ったと自らいっている。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
倒れたる木に腰打ち掛けて光代はしばらく休らいぬ。
— 川上眉山 『書記官』 青空文庫
最後の止めの一句を云ってしまうと、それで安心しきったように、然しまた凡てから暫く休らいだかのように、「少しお父さんに抱っこしていらっしゃい、」と云いながら子供を私の方へ差出す。
— 豊島与志雄 『理想の女』 青空文庫
また水面に、|水の妖精の休らい場所のように、目に見えないクモの巣が張ってあるかのように他の部分とは区別された、一段となめらかで色濃い水がたたえられているのを見つけることがしばしばある。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
砂の上を歌い流れる小川のほとり、白いチューリップや水仙の中を、鵠の鳥が堂々と歩を運んでる新鮮な牧場、大きな翼の燕や鳩の群れが飛んでる澄みわたった空気、雨間を貫く日光の楽しさ、雲間に笑う輝いた空、夕の厳かな清朗さ、森や家畜や町や野の休らい、などを彼は愛していた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
激しい戦いの後の束の間の休らいに、兵士たちは深く静かに目を閉じた。
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木陰での休らいが、午後の厳しい農作業に向けた英気を養ってくれた。
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旅の途中の休らいに立ち寄った古い茶屋で、温かいお茶と団子をいただいた。
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標準
hesitating
作例 · 標準
彼の心には、新しい一歩を踏み出すことへの一抹の休らいがあった。
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返答に休らいを見せる彼女の様子から、決心の揺らぎが痛いほど伝わってきた。
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実行に移す前の僅かな休らいが、結局大きなチャンスを逃す原因となった。
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