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旧幕時代

きゅうばくじだい
名詞
1
標準
the shogunate period
文例 · 用例
其内で私は歴史的に読者の過去を蕩揺する、草双紙とか、薄暗い倉とか、古臭い行灯とか、または旧幕時代から連綿とつづいている旧家とか、温泉場とかを第一に挙げたいと思います。
夏目漱石 木下杢太郎著『唐草表紙』序 青空文庫
こゝが、いま僕を怯え上るほど悩み続けさしている問題の核心なのだから――」 池上の家の瀬戸物町の麻問屋は、旧幕時代から暖簾を続けた旧舗なのだが、息子の清太郎に取って玄祖父に当る主人太兵衛が偉かった。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
千代重が入り込んだ踏花園は、旧幕時代評判の下屋敷の庭を、周囲の住宅の侵蝕から、やっと一角だけ取り残したという面影を留めている園芸場で、西南の市外にあった。
岡本かの子 唇草 青空文庫
幕府の代りに朝廷を戴いて、討幕の功績に対する恩賞をも受け、旧幕時代以上の威福を擅にしようと考へてゐた者も、絶無とは云ひがたいであらう。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
こうしたパスが利くようになった原因は、彼等が「町内」という故郷を持っているからで、その又ずっと遡った由来を尋ねると、旧幕時代の自身番や家主制度を育てた習慣ではあるまいかと思われる。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
これは、旧幕時代に、将軍さまの御声がかりで建てられたという由緒のある寺でありますが、明治時代になってからは、さほど内輪が豊かでなくなり、かなりに荒れてきたのであります。
小酒井不木 墓地の殺人 青空文庫
玄朴が封印をしてゐた本は外でもない和蘭版の「民法」の本で、旧幕時代でこんな本を読まうものなら、さしづめ狂人にでもならなければなるまいと、お医者だけに玄朴は考へたものらしい。
大正五(一九一六)年 茶話 青空文庫
養子先は加藤という財産家で、さほど大きな邸宅ではありませんが、旧幕時代からあって、可なり広い庭園にかこまれて居ました。
小酒井不木 暴風雨の夜 青空文庫
作例 · 標準
旧幕時代に作られた多くの美術品が、今も大切にされている。
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彼は旧幕時代から続く老舗の菓子職人だ。
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旧幕時代の庶民の暮らしについて、研究が進められている。
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この史跡は、旧幕時代の重要な出来事の舞台となった場所だ。
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