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白法

びゃくほう
名詞
1
標準
文例 · 用例
第五の五百年には、白法隠滞して、おほく諍訟あらん。
三木清 親鸞 青空文庫
ここでは、最初の五百年は解脱堅固、次の五百年は禅定堅固、次の五百年は多聞堅固、次の五百年は造寺堅固、後の五百年は闘諍堅固にして白法隠没するの時として、特色づけられる。
三木清 親鸞 青空文庫
ところが……」 と窩人の長の、杉右衛門は屹と眼を瞋らせ、彼の前にずらりと並んでいる五百に余る窩人の群を隅から隅まで睨み廻したが、「ところがこの頃どこから来たものか白法師と自分から名を宣る奇怪な法師がこの山へ来て、『敵を愛せよ』というようなことを熱心に説法し出した。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
そうだ、これとて不届き千万ではあるが、それにも増して許し難いのは窩人の身分でありながら、その白法師めの説法を窃かに信じる者があり、宗介天狗を勧請した天狗の宮の境内で毎夜毎夜|集会をなし、その白法師を呼び迎え説法を聞く者があるということじゃ。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
白法師様を縛め取るための相談なのでございましょうよ」「あっちへ行っても白法師こっちへ来ても白法師。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
どうやらお山は白法師のために荒らされているようでございますなあ」 諂うように微笑したが、「私のためには結句幸い。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
こうしてたった二人きりで差し向かっていることの出来ますのもその白法師様のお蔭ですからな」 云いながら素早く山吹の手をギュッと握ったが、そこは初心の娘である。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
だから部落の人達は、白法師と呼んでいる」「えっ」 と牛丸は驚いたが、驚いたのは牛丸ばかりではなく山吹も岩太郎も仰天して、妙な人をつくづくと見た。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫