蟠りなく
わだかまりなく
副詞
標準
with no ill feeling
文例 · 用例
心に何の蟠りなく、利害の関係なく、人と人とが語り合ふ時、どんなにそれは柔和な、清い、平和な関係であらう。
— 葉山嘉樹 『工場の窓より』 青空文庫
ようがす、お供を致しやしょう」「早速、承引してくれて、嬉しい」 と、平馬は、蟠りなく言って、「では、こう参れ」 彼は先に立って、スタスタと和泉橋の方を向いて、暗い柳原河岸を、歩き出した。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
此等の声は、段々と暗くなり、涼しくなつて行く夕暮の空気の中に、涼しげに賑やかに蟠りなく響いた。
— 窪田空穂 『秋の第一日』 青空文庫
』彼は、わだかまりなく言つた、彼女は、茫然と立止まつてた。
— 素木しづ 『幸福への道』 青空文庫
俊亮は、黒田先生とはわだかまりなく話が出来たが、校長からの説明の時には一言も口をきかず、ただ微笑しているだけだった。
— 第四部 『次郎物語』 青空文庫
林町の連中もこの間うちへおよびしたときも、今夕も、わだかまりなくおもてなししているので何よりです。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
彼は過去の出来事を水に流し、 **蟠りなく** 新しい関係を築こうとした。
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「もう済んだことだから、 **蟠りなく** 仲良くやろうよ。」と友人が提案した。
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二人は、お互いの過去を **蟠りなく** 受け入れ、協力してプロジェクトを進めた。
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