悪感化
あっかんか
名詞動詞-サ変
標準
evil influence
文例 · 用例
彼等朴直勤勉なるべき地方人士をして、かくも懦弱に、かくも不真面目ならしめたのは、偽文明の悪風|漸く日本の奥までも吹き込んで、時々この辺に来る高慢な洋人輩や、軽薄な都人士等の悪感化を受けた故もあろう。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
早月母子が東京を去るとまもなく、ある新聞は早月ドクトルの女性に関するふしだらを書き立てて、それにつけての親佐の苦心と貞操とを吹聴したついでに、親佐が東京を去るようになったのは、熱烈な信仰から来る義憤と、愛児を父の悪感化から救おうとする母らしい努力に基づくものだ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
地位、名誉、傲奢の府として、地方に悪感化を及ぼす使命しか持たなかった。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
京都を離れた鎌倉に幕府を開いたところに、この首都のブル式悪感化を避けた用意が見える。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
尤も後には悪友の悪感化を受けて、友達と一緒に近所の掃溜へ首を突込み、鮭の頭を舐ったり、通掛りの知らん犬と喧嘩したり、屑拾いの風体を怪しんで押取囲んで吠付いたりした事も無いではないが、是れは皆友達を見よう見真似に其の尻馬に騎って、訳も分らずに唯騒ぐので、ポチに些っとも悪意はない。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
矢鱈に自由を拘束しない代りには、子供に悪感化を与える圏境からは出来るだけ遠ざかる。
— 宮本百合子 『男女交際より家庭生活へ』 青空文庫
時代と境遇との悪感化も加わった。
— 江見水蔭 『怪異黒姫おろし』 青空文庫
(これは道教の悪感化なのですが)そうして何事をも非科学的にする。
— 国枝史郎 『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、悪感化について考えています。
我が社の悪感化戦略は重要です。
悪感化の原理は複雑である。
悪感化という言葉が頭から離れない。