二豊
にほう
名詞
標準
Nihō (the two former provinces of Buzen and Bungo)
文例 · 用例
ホヤの中にほうっと呼気を吹き込んでおいて棒きれの先に丸めた新聞紙できゅうきゅうと音をさせて拭くのであった。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
頂上内院火口の西壁、剣ヶ峰の側からなぎ落されて、直線に突き切ること三里、力任せにたち割った絶壁の斜面に、墜石崩石は、ざっくばらんにほうりだされている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
池の中島にほうけ立った草もそうであった。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
露はいつの間にか降りているらしく、この頃ではもう邪魔物のように庭さきにほうり出されている二鉢の朝顔の枯れた葉が、薄白くきらきらと光っていた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
拷問の後にほうり込まれた牢獄の中で眼前に迫る生死の境に臨んでいながらばかげた油虫の競走をやらせたりするのでも決してむだな插話でなくて、この活劇を生かす上においてきわめて重要な「俳諧」であると思われる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
その柱のようになった水は見えなくなり、大きな鮭や鱒がきらっきらっと白く腹を光らせて空中にほうり出されてまるい輪を描いてまた水に落ちました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
足もとから噴火が起こって、僕を空の遠くにほうりなげろ。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
向うの隅の小さな戸口から、ばけものの番兵に引っぱられて出て来たのはせいの高い眼の鋭い灰色のやつで、片手にほうきを持って居りました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
作例 · 標準
二豊地方は、かつての豊前と豊後の二つの国を指す歴史的な名称だ。
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九州の二豊には、美しい自然と豊かな歴史が残されている。
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旅番組で、二豊の郷土料理が紹介されていた。
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