半眼で
はんがんで
表現
標準
with a half-opened eye
文例 · 用例
所在なさそうに半眼で、正面に臨風榜可小楼を仰ぎながら、程を忘れた巻莨、この時、口許へ火を吸って、慌てて灰へ抛って、弥次郎兵衛は一つ咽せた。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
翻る度びに肩越しに閃めく真紀子の眼が青く光っては遠ざかりうっとりとした半眼でまた顕れる。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
何もかも、お聴きのとおりですから」「ようく判りました」とクリヴォフ夫人は鷹揚に半眼で頷き、気取った身振をして答えた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
小太郎は、半眼で、じっと、構えたまま、身動きもできなくなっていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
その足もとに転がっているのは、犠牲にされた京助であって、両手を握って左右へ延ばし、食いしばった口から泡を吹き半眼で空を睨んでいる。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
半眼で見て居ると其の時の剣幕と云ったらない、怒髪天井を衝き、眼中血走り、後手に出刃庖丁を握って居ないばかりだ。
— 谷崎潤一郎 『The Affair of Two Watches』 青空文庫
窪田は半眼でその力漕を見やりながら、やっと安心してピッチを上げ出した。
— 久米正雄 『競漕』 青空文庫
こうして半眼で、夢の国から見やりつつ、彼の視界をさえぎる、ぼやけた物体またはごみとしてわたしを認めようとつとめているのであった。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
作例 · 標準
彼は半眼でニュース記事を読みながら、コーヒーを飲んでいた。
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「ふむ」と、教授は半眼で学生の発表を聞いていた。
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猫は日差しの中で、気持ちよさそうに半眼でまどろんでいた。
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