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年相応

としそうおう
名詞-の形容詞名詞
1
標準
age-appropriate (esp. of clothing, hairstyles)
文例 · 用例
が、僅かに私の容貌の中で、これだけは年相応だと思われるのは、房々とした黒い長髪である。
織田作之助 青空文庫
こういうときは、さすがの高志も年相応に見える。
第1章 ローラーコースター、1966年 45回転の夏 青空文庫
しかしいつもいつも父や母の腰巾着で行くというわけにも行かないので、わたしは年相応に金のかからない芝居を見てあるくことを考え出した。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
例の写真ではとても十九とは思われぬが、本人を見れば年相応に大人びている、色は少し黒いが、ほかには点の打ちどころもない縹致で、オットリと上品な、どこまでも内端におとなしやかな娘で、新銘撰の着物にメリンス友禅の帯、羽織だけは着更えて絹縮の小紋の置形、束髪に結って、薄く目立たぬほどに白粉をしている。
小栗風葉 深川女房 青空文庫
行方不明になっている女中は年相応の大きさで決して大柄の女ではなかったので、大き過ぎると云う事は、屍体を小林貞なりと断定するには不利な鑑定だったのである。
甲賀三郎 支倉事件 青空文庫
」 青侍は、年相応な上調子なもの言いをして、下唇を舐めながら、きょろきょろ、仕事場の中を見廻した。
芥川龍之介 青空文庫
これもくすんだ縞物を、年相応に着こなして、腹合せの黒だけが目に着くほどに締めている。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
苦しい負け将棋のあと二対二にもちこんだユルミ、年相応のウヌボレの結果である。
坂口安吾 九段 青空文庫