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櫓下

やぐらした
名詞
1
標準
文例 · 用例
灯を入れて、更めて、町奉行が、余の事に、櫓下を胡乱ついた時と、同じやうな状をして見せろ、とな、それも吟味の手段とあつて、屑屋を立たせて、笊を背負はせて、煮しめたやうな手拭まで被らせた。
泉鏡花 妖魔の辻占 青空文庫
今度宮城二重櫓下から出た骸骨を檢する人々の一讀すべき物だ。
南方熊楠 人柱の話 青空文庫
本邦の學者今度の櫓下の白骨一件などにあふとすぐ書籍を調べて書籍に見えぬから人柱抔全く無かつたなどいふが、是は日記にみえぬから吾子が自分の子でないといふに近い。
南方熊楠 人柱の話 青空文庫
芸者なら、櫓下――) 右源太は、にやにや笑いながら、曲り、折れる急坂を、とことこ小走りに、降りて行った。
直木三十五 三人の相馬大作 青空文庫
――あり来たりの色恋をしたってつまらないよ、そんなこたあ、素人の箱入さんか、極くましなところで、意気がった櫓下の羽織衆にでもまかしておくんだね。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
銀磨きお預り十手 お参りに行って会ったのだから、これを助けるようにという神様のお示しであろうと、お多喜は、嫌がる女を伴れて、早々に櫓下の自宅へ帰って来た。
林不忘 煩悩秘文書 青空文庫
しかし、話はまた煩悩小僧のことに落ちて行って、「なあ、櫓下、何とかしてそちの手で、この煩悩小僧をお繩にしたいものだ。
林不忘 煩悩秘文書 青空文庫
」 とばかりに飛び込んで来たのが櫓下の宗七と、川俣伊予之進の二人。
林不忘 煩悩秘文書 青空文庫