様渋
さましぶ
名詞
標準
文例 · 用例
黙つて此様を見て居た忠志君の顔には、胸にある不愉快な思が、自づと現れて来るのか、何様渋い翳が漲ツて、眉間の肉が時々ピリ/\と動いた。
— 石川啄木 『漂泊』 青空文庫
お妾さんは日比谷公園の避難先から直様渋谷へ家を借りたが、おたみは裁縫をならいに家を出たまま帰って来なかった。
— 永井荷風 『ひかげの花』 青空文庫
默つて此樣を見て居た忠志君の顏には、胸にある不愉快な思が、自づと現れて來るのか、何樣澁い翳が漲つて、眉間の肉が時々ピリ/\と動いた。
— 石川啄木 『漂泊』 青空文庫