民間学
みんかんがく
名詞
標準
文例 · 用例
そをいかにといふに、凡そ民間学の流布したることは、欧洲諸国の間にて独逸に若くはなからん。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
そをいかにというに、およそ民間学の流布したることは、欧州諸国の間にて独逸に若くはなからん。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
此本にはフアン・デル・ドムヘエト氏の高足弟子として聞えた支那の民間学者シユツンプジン氏の自筆の書入があるから、それも参考するが好い。
— THE DEVIL IN THE BELFRY 『十三時』 青空文庫
というのは先生と我輩とは以上の如く犬猿の間柄で、一方は民間学者の暴れ者、一方は役人の暴れ者、これを噛み合してみたら面白かろうというので、いわば悪戯者どもが、芝居見物の格で我々を引き合したものだ。
— 大隈重信 『福沢先生の処世主義と我輩の処世主義』 青空文庫
熊浦氏はその人の後継者の様に云われ、同じ「妖怪」という渾名をつけられているが、昔の妖怪博士とは違って、博士の肩書など持たない私学出の民間学者で、妖怪と心理学とを結びつけるのではなくて、妖怪そのものに心酔している中世的神秘家なのだ。
— 江戸川乱歩 『悪霊』 青空文庫