幻辞.com

歔泣

歔泣
名詞
1
標準
文例 · 用例
その空に、その苑に、ほのの青みに静かなる欷歔泣きもいでつつ、いづくにか、さまだるる愛慕のなげき。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
三吉は子供の傍の方で妻の歔泣の音を聞くまでは安心しなかった。
島崎藤村 家(上巻) 青空文庫
やがて彼女は炉辺の方で寝る仕度をしたが、三吉の耳に歔泣の音が聞えた。
島崎藤村 家(上巻) 青空文庫
寝床の裾のところで、歔泣の声が起った。
梅崎春生 風宴 青空文庫