鸞輿
らんよ
名詞
標準
imperial conveyance
文例 · 用例
加ふるに此時に当りて西海に走れる平軍は、四国の健児を麾いて、瀬戸内海の天塹に拠り、羽林の鸞輿を擁するもの実に十万余人。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
出でて頼朝と戦はむ乎、水島室山の戦ありてより連勝の余威を恃める平氏が、竜舟錦帆、八島を発し鸞輿を擁して京洛に入らむとするや、火を見るよりも明也。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
宮門の出入には鸞輿に乗り、法王宮職が設けられ、政は自ら決した。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
天子と同じ月料と、天子と同じ食服と、鸞輿を与へ、法王宮職をつくつて与へた。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
烈風に乗じて火を内裏に放ち、中川宮および松平容保の参内を途中に要撃し、その擾乱にまぎれて鸞輿を叡山に奉ずる計画のあったことも知らねばならないと言ってある。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
その機会のための大和行幸が八月十二日になって、二十七日|鸞輿出発の予定と発表された。
— 服部之総 『尊攘戦略史』 青空文庫
六波羅討伐の挙兵の際には、主上比叡山へ鸞輿を巡らさる。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
天子と同じ月料と、天子と同じ食服と、鸞輿を与え、法王宮職をつくって与えた。
— 坂口安吾 『道鏡』 青空文庫
作例 · 標準
時代祭の煌びやかな行列のなかでも、ひと際目を引く豪華な装飾が施された鸞輿に観客の視線が集中した。
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歴史小説の中で、天皇の乗る鸞輿が京都の都大路を静々と進んでいく情景が美しく描写されていた。
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かつて儀式で実際に使用されていたという貴重な鸞輿が、博物館の特別展示室で公開されている。
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