冷や冷や
ひやひや異読 ヒヤヒヤ
動詞-サ変動詞-自動詞副詞副詞-と
標準
to feel chilly
文例 · 用例
心細く感じながらも、ひとりでそっと床から脱け出しまして、てらてら黒光りのする欅普請の長い廊下をこわごわお厠のほうへ、足の裏だけは、いやに冷や冷やして居りましたけれど、なにさま眠くって、まるで深い霧のなかをゆらりゆらり泳いでいるような気持ち、そのときです。
— 太宰治 『葉』 青空文庫
早朝、練兵場の草原を踏みわけて行くと、草の香も新鮮で、朝露が足をぬらして冷や冷やして、心が豁然とひらけ、ひとりで笑い出したくなるくらいである、という家内の話であった。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
そうでなくても、子供が障子を破り、カーテンを引きちぎり、壁に落書などして、私はいつも冷や冷やしているのだ。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
」かえって私のほうが、腫物にでも触るような、冷や冷やした気持で聞いてみた。
— 太宰治 『善蔵を思う』 青空文庫
それは海の中にある極楽の様に冷や冷やとした画であるが、見ていると記憶が乱れ切って了う様に、四ツの焦点が注意を掻きむしる。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
足の裏の冷や冷やする心持は、なまゆるい湯婆へ冷たい足の裏をおっつけて寒がっていた時とは大違いだ。
— 正岡子規 『初夢』 青空文庫
まだ灯も点さない家のなかは、空気が冷や冷やして薄暗かった。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
板戸をしめた薄暗い寝室は、どうかすると蒸し暑いくらいで、笹村は綿の厚い蒲団から、時々冷や冷やした畳へ熱る体をすべりだした。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
作例 · 標準
薄着で夜道を歩いていると、夜風が冷や冷やと感じられ、風邪をひきそうだ。
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氷を口に含んでいると、口の中が冷や冷やとして気持ちがいい。
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冷や冷やとした冷気が地下室から漂ってきて、思わず襟元を正した。
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標準
to be afraid
作例 · 標準
彼の危なっかしい運転を見ていると、助手席で冷や冷やして生きた心地がしない。
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「もし秘密がバレたら…」と思うと、今でも冷や冷やする思いだ。
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審判の微妙な判定に、スタンドの観客は最後まで冷や冷やしながら試合を見守った。
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