差し付ける
さしつける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to point (gun at)
文例 · 用例
急いで近寄って提灯を差し付けると、そこにも一つの穴があって、その穴から一人の大男があたかも這い上がって来た。
— 岡本綺堂 『穴』 青空文庫
これ等は互い違いに執拗く明滅を繰り返すが、その間にいくつもの意味にならない物の形や、不必要に突き詰めて行くあだな考えや、ときどきぱっと眼を空に開かせるほど、光るものを心にさしつける恐迫観念などが忙しく去来して、復一の頭をほどよく疲らして行った。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
平左衛門は持っていた雪洞をさしつけるようにした。
— 田中貢太郎 『円朝の牡丹燈籠』 青空文庫
伝兵衛がさしつける蝋燭の淡い灯で、澹山はじっとこれを見つめているうちに彼の顔色は変った。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
こんな朝っぱらから、いったい何の用があるんだ」 ぶりぶりしながら戸をあけて、ひょいとのぞいたその鼻先へぬうと手ぬぐいをさしつけると、ひとこともむだ口をきかないのです。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
はっと思って提灯をさしつけると、それは白い手拭に顔をつつんだ女であった。
— 妖狐伝 『半七捕物帳』 青空文庫
吉五郎がさしつける提灯のひかりに覗いて見て、留吉はうなずいた。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
と猶胸元へ手をさしつけるようにすると、母はその年でも皮膚の不思議なほど美しい顔をうしろにそらすようにして、妙に間誤付ながら、なんだよ、なんなのサと狼狽した。
— 宮本百合子 『母』 青空文庫
作例 · 標準
犯人は人質に銃を差し付けて、要求を突きつけた。
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医者は患者ののどに器具を差し付けて、状態を診た。
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警官は容疑者に拳銃を差し付けて、投降を促した。
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