登りきる
のぼりきる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to scale (mountain, flight of stairs, etc.)
文例 · 用例
彼は丘を登りきると、今度は向うへ下った。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
漸くのことで、峰の頂まで登りきると、申合せたやうに、そこへ――濡れた草の上へ、べつたり腰を卸した。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
階段を登りきると、ボンヤリと黄色い灯の点った大広間が一望のうちに見わたされた。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
この辺から、左右に、小山が連なって、戸塚の焼餅坂を登りきると、右手に富士山が、ちらちら見えるまでに、晴れ上ってしまった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
松の木のまばらな、だらだらと長い坂を登りきると急に目の前がひらけて、遠く地平線にまでつづくひろびろとした平野があった。
— 山本禾太郎 『抱茗荷の説』 青空文庫
いくつかの横町を曲り、珍しく二階建ての映画館のやうな建物の狭い階段を登りきると、むつと鼻をつく臭ひは、内地の銭湯のそれとあまり変らない。
— 岸田國士 『北支物情』 青空文庫
谷を登りきると目の前に卵湯のあかりが谷の向こうに見えた。
— 板倉勝宣 『山と雪の日記』 青空文庫
山上へ登りきると、うまいぐあいに裏手の畑で働いている男の姿を認めた。
— 坂口安吾 『桂馬の幻想』 青空文庫
作例 · 標準
どんなに困難な山でも、彼は必ず登りきるという信念を持っていた。
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高いビルの非常階段を、息を切らしながらも最後まで登りきった。
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彼女はマラソンの最後の坂を、気力だけで登りきった。
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