ノンシャラン
ノンシャラン
形容動詞
標準
nonchalant
文例 · 用例
遅刻した奴がいけないんだからな」 そういう山崎のノンシャランな口調に、いちおうは高志に遠慮していたワラも安心したらしく、カメラを水平にもどし、坂を見わたせるように、ズームをいっぱいに引いた。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
其処では各の人々がお互にアンディフェランでノンシャランで、各の中に静かな泉を溢らせ乍ら、絶えざる細い噴水を各の道に流し流し行き交うてゐる。
— 坂口安吾 『群集の人』 青空文庫
これが彼の芸質に近代的ノンシャランスの渋味と「にくらしい」までの気品とを添えることになるのです。
— 岸田國士 『あるニュウ・フェイスへの手紙』 青空文庫
そこへ、彼の持味の、鋭さを含んだノンシャランスと、人をくつたシニスムとが、それぞれの人物に、複雑で、痛快で、ほろ苦い味をつけ、時には、不気味な悪の臭気や、執拗な欲望の焔の如きものを撒き散らすのである。
— 岸田國士 『ルイ・ジュウヴェの魅力』 青空文庫
顔の彫が深くなり、顎鬚なんかはやし勿体らしいマスクになっているが、ノンシャランな歩きかたはフレッドさん独得のものだ、と判断した。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
加藤という秀才型の係官はノンシャランなようすで広間の中をブラブラと歩きまわり、煖炉棚の花瓶や隅棚の人形を眺めていたが、そこの床の上に置いてあった絵具箱をとりあげると、だしぬけに久美子のほうへ振返った。
— 久生十蘭 『肌色の月』 青空文庫
いうまでもなく歌時計ではないから、朝の目覚めに極って鳴り出すというのではなく、ノンシャランに刻を定めずに唄い出すのだから、うまくその時に行き合った人は少ないが、好運なその少数の人達の話ではそれはどうも滅法もない美しい音だというので。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
いつものように、ノンシャランな口調で、「おはよう。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
作例 · 標準
彼はどんな時もノンシャランな態度を崩さず、周囲を驚かせた。
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大事なプレゼンの直前だというのに、彼女はノンシャランとコーヒーを飲んでいた。
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そのノンシャランな振る舞いの裏には、計り知れない努力が隠されている。
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