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遜る

へりくだる
動詞
1
標準
文例 · 用例
彼は遜る態度を装い、強いて夫人に向って批評を求めた。
岡本かの子 食魔 青空文庫
慶滋という姓があったのでも無く、古い書に伝えてあるように他家の養子となって慶滋となったのでも無く、兄に遜るような意から、賀茂の賀の字に換えるに慶の字を以てし、茂の字に換えるに滋の字を以てしたのみで、異字同義、慶滋はもとより賀茂なのである。
幸田露伴 連環記 青空文庫
私にとつてはこれらは矢張り詩文であると遜る方がほんたうである。
北原白秋 観相の秋 青空文庫
さりとては諦も得ず、また和の悟りをも見ね、ただすこしおのれ知るからただ堪へて遜るのみ。
北原白秋 観相の秋 青空文庫
何事にも深く頭を垂れ、いよいよ深く遜るべきであつた。
北原白秋 「白秋詩集」序 青空文庫
さりとては諦めも得ず、また和の悟りをも見ね、ただすこしおのれ知るからただ堪へて遜るのみ。
――長歌体詩篇二十一―― 観想の時 青空文庫
技において、ミケルアンゼロに及ばず、巧みなる事ラフハエルに譲る事ありとも、芸術家たるの人格において、古今の大家と歩武を斉ゅうして、毫も遜るところを見出し得ない。
夏目漱石 草枕 青空文庫
宮も嘗て己に対して、かの娘に遜るまじき誠を抱かざるにしもあらざりき。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
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