狂悖
きょうはい
名詞
標準
immoral and thoughtless behaviour
文例 · 用例
彼は怏々として楽しまず、狂悖の性は愈々抑え難くなった。
— 中島敦 『山月記』 青空文庫
狂悖暴戻、余りに其家門の栄達を図るに急にして彼等が荘園を奪つて毫も意とせざりし、より大胆なるシーザーとしての入道相国を見たり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
しかも、平氏は独り彼等の反抗を招きたるに止らず、今や入道相国の政策の成功は、彼が満幅の得意となり、彼が満幅の得意は彼が空前の栄華となり、彼が空前の栄華は、時人をして「入る日をも招き返さむず勢」と、驚歎せしめたる彼が不臣の狂悖となれり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
其狂悖の日に募るに比例して、天下は益風地震悪疫亦相次いで起り、庶民堵に安ぜず、大旱地を枯らして、甸服の外、空しく赤土ありて青苗将に尽きなむとす。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
方今聖度汪洋、爾が狂悖を恕す。
— 国枝史郎 『岷山の隠士』 青空文庫
きっと、何やら深刻な顔をして、うろうろして、突然となりの女の局員に、きょうはいいお天気だ、なんて曇っている日なのに、大声で言って、相手がおどろくと、ぎょろりと睨んでやって、立ち上って便所へ行ったり、まるで阿呆みたいになっていたのでしょう。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
「金平は、よんべから腹がいとうてのォ、ねておるのだで、きょうはいっしょに遊べんぜェ。
— 新美南吉 『かぶと虫』 青空文庫
きょうはいい塩梅に船もそう混まないで、引潮の岸の河底が干潟になり、それに映って日暮れ近い穏かな初冬の陽が静かに褪めかけている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
作例 · 標準
その王の狂悖ぶりは、民衆を恐怖に陥れた。
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彼の晩年の狂悖な行いは、多くの悲劇を生んだ。
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貴族の間の狂悖な風習が、社会の乱れを招いた。
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