神籬
ひもろぎ異読 ひぼろぎ・ひもろき・ひぼろき
名詞
標準
primitive shrine (originally a swath of sacred land surrounded by evergreens; later a decorated sakaki branch on an eight-legged table)
文例 · 用例
今度も、先達に講元を兼ねてゐるので、大きな藁家の傍に一坪ばかりの土地を淨めて、神籬を立て、八足の机を置き新菰を敷いて、大神宮樣が祀つてある。
— 上司小劍 『石川五右衞門の生立』 青空文庫
文吾はこの神籬の中へ入つて、母の來るのを待つてゐると、察しに違はず聞き覺えの尻切れ草履の足音がした。
— 上司小劍 『石川五右衞門の生立』 青空文庫
白い砂が疊のやうに美しく均してある神籬の中へ、若し土足を踏み込めば、直ぐ腰が立たなくなると、村人は皆恐れてゐて、靈代を安置する平井明神の神主のほかは、誰も入るものがない。
— 上司小劍 『石川五右衞門の生立』 青空文庫
それを文吾は子供らしくもない好奇心から、神の罰で腰が拔けたら、明朝の出立も糠喜びになるのを忘れて、ついフラ/\と、神籬の中へ忍び込んだのである。
— 上司小劍 『石川五右衞門の生立』 青空文庫
依つてアメノトリフネの神を遣してコトシロヌシの神を呼んで來てお尋ねになつた時に、その父の神樣に「この國は謹しんで天の神の御子に獻上なさいませ」と言つて、その船を踏み傾けて、逆樣に手をうつて青々とした神籬を作り成してその中に隱れてお鎭まりになりました。
— 現代語譯 古事記 『古事記』 青空文庫
作例 · 標準
森の奥深くに、ひっそりと神籬が設けられていた。
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その土地は神籬として崇められ、地元の人々に大切にされている。
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古文書には、太古の神籬の様子が描かれている。
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