疑問に思う
ぎもんにおもう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to doubt
文例 · 用例
けれども、私が、深く疑問に思うことは、それ等の諸問題が学理的に解決されただけで、男性のみならず、総て、現代の人間が持つ、疲労、浅い精神の活動状態が、恢復されるかどうか、という点です。
— 宮本百合子 『男…は疲れている』 青空文庫
船長さん、本船は明日、ぶじ横浜入港ができるかどうか、私は疑問に思うのです」「そ、そんなばかなことがあってたまるものですか」 と、船長は、他の船員の手前もあって、帆村の予言をつよくうち消した。
— 海野十三 『爆薬の花籠』 青空文庫
これについては、もはや疑問に思う人は、ただのひとりもないことでしょう。
— 海野十三 『海底大陸』 青空文庫
博士がなぜそんな死にかたを選んだのか、それは他人の知らぬことで、とやかくと考えまわすのは余計なことだが、われわれが疑問に思うのは、それほどの争いをしながら、王も博士も叫び声ひとつたてなかったというそのことである。
— 久生十蘭 『泡沫の記』 青空文庫
こゝで疑問に思うのは、鶴丸広長君をはじめ、その他起訴された四名の被告――真武七郎、伊藤明、岸達郎、小田耐の各西部軍軍医諸君が何故人肉を試食したなどというデタラメな口述をしたのであろうか、ということである。
— ――生体解剖事件始末記―― 『戦争医学の汚辱にふれて』 青空文庫
「まあいずれにせよ、人間というものは万全な者はないからね、互に許し合うとしても……私はあの人を見て、ますます疑問に思うようになったよ――三十――幾つかい?
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
そうではなく、疑問に思うところがあるのです。
— IN DER STRAFKOLONIE 『処刑の話』 青空文庫
または私の頭が悪すぎて疑問に思う必要のないことを疑問にしているのでしょうか?
— 三好十郎 『恐怖の季節』 青空文庫