人心恟々
じんしんきょうきょう
形容詞-たる副詞-と
標準
panic-stricken (people)
文例 · 用例
磯部先生の如き佛蘭西學者は元より詳細御承知の如く、巴里コンミユンの亂は、一千八百七十一年の普佛戰爭媾和の屈辱や、生活の困難やで人心恟々の時、勞働者が一揆を起して巴里を占領し、一時市政を自由にしたことであります。
— ‘V NAROD’ SERIES’ 『A LETTER FROM PRISON』 青空文庫
高松藩の上下は、外敵の侵入に混乱し、人心恟々として、毎日のように城中で評定が行われた。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
天変地妖相続き、人心恟々天下騒然、食える野郎と食えぬ野郎と、変にひらきがあり過ぎる。
— 国枝史郎 『前記天満焼』 青空文庫
流言蜚語しきりに臻るで、人心恟々、何が何だか少しもわからぬ。
— 喜田貞吉 『震災日誌』 青空文庫
五十三 琵琶湖の水が全部干上るという風聞は、いかに人心恟々たる幕末の時代とはいえ、そう容易く末梢神経を刺激すべきものではないはずなのが、この際、かくも人心を騒がしているには、必ずしも根拠がないとはいえない、否、大いにこれがあるのです。
— 農奴の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
四、破裂當時の概況【今回の破裂】 大正三年一月十日頃より鹿兒島市附近に地震續發し人心恟々たりしが、十二日午前八時東櫻島鍋山の西方より噴煙を初め、數分の後御嶽の右側に於て雲霧状の白煙上り、横山村の上方海拔約五百米突許りの處よりも噴煙を初めたり、九時十分南嶽の頂上より白煙の騰るを認めたり。
— 石川成章 『櫻島噴火の概況』 青空文庫
作例 · 標準
災害の報に触れ、瞬く間に人心恟々となった。
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未曾有の事態を前に、人々は人心恟々としていた。
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信頼できる情報がない中、街には人心恟々とした空気が漂っていた。
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