虚礼
きょれい
名詞
標準
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文例 · 用例
内心の感動が大きければ大きいほど、拍手なんかするのは、その演説者に対する白々しい虚礼のように思われ、かえって失礼なことではないかしら、黙っているのが本当の敬意だというような気がして、拍手の喧噪を憎みたくなって来るのです。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
之なければ放縦懶惰安逸虚礼等に流れて、覚束なき運命に陥るものなり。
— 北村透谷 『明治文学管見』 青空文庫
虚文虚礼|便佞諂諛を賤しとして仕官するを欲しなかった二葉亭もこの意外なる自由の空気に満足して、局長閣下と盛んに人生問題を論じて大得意であった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
家令とか家職とか、その周囲の人たちが、社会上の虚礼に囚われて、遠い所からのみ、ものをいっている時に、杉浦のような一本調子の向う見ずの剽軽者が、ぐんぐん突っ込んで行くところが、かえってああした人たちの気に入るのに違いない。
— 菊池寛 『M侯爵と写真師』 青空文庫
敢て問ふ、世上|滔々たる浮華虚礼の影が、此手紙の何の隅に微塵たりとも隠れて居るか。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
もしわたくしが虚礼に瞞過せられたという人があったら、わたくしは敢て問いたい。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
左ればとて本塾の生徒に限て粗暴な者が多いでもなし、一方から見て幾分かその気品の高尚にして男らしいのは、虚礼虚飾を脱したその功徳であろうと思われる。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
此辺より見れば女大学は人に無理を責めて却て人をして偽を行わしめ、虚飾虚礼以て家族団欒の実を破るものと言うも不可なきが如し。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
作例 · 標準
今度の会社行事、参加者はたくさんいたけど、結局誰とも深い話ができなかったな。
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ええ、みんな表面的な挨拶だけで、実のある会話がなかったわね。
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本当に虚礼ばかりで、なんだか疲れてしまったよ。
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また近いうちに、気心の知れた仲間と食事でもしたいものだわ。
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