物心両面
ぶっしんりょうめん
名詞
標準
both material and moral
文例 · 用例
物心両面で、国民を根こそぎ戦争へ動員しようとする体制が強化され、一九三七年から始まった国民精神総動員運動の中では、共産主義、社会主義にとどまらず、自由主義的な考え方も、反国家的であるとして弾圧の対象となりました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
このように考えますと、今次の戦争は全く互格の勝負ではなく、連合側の物心両面に於ける甚だしい劣勢が必然的にこの結果を招いたのであります。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
だから「物心両面に於ける人としての生活と、芸術家としての生活の関係交渉」と云つても、それぞれの意義に相当な立場をきめてかからないと、折角の議論は混乱するより外にありますまい。
— 芥川龍之介 『永久に不愉快な二重生活』 青空文庫
文化が健全に進むにつれて国民の生活が向上し、それによつてまた物心両面ともに国力が増大するといふことがいへるのであります。
— 岸田國士 『文化の新体制』 青空文庫
こゝで云ふ「生活」とは、もちろん、物心両面の生活です。
— ――力としての文化 第一話 『文化とは』 青空文庫
これこそ物心両面に於ける国民全体の協力が必要なんだから。
— 岸田國士 『泉』 青空文庫
しかし、私の信ずるところでは、人間生命の本質は物心両面におけるその創造力にある。
— 下村湖人 『青年の思索のために』 青空文庫
一応は本願寺衆の不屈な反抗も認められるが、その背後にあって、陸路からまた海上から、彼らの物心両面に逞しい補給を与えているものこそ、実に信長が、(いつかは、かならず)と、心のなかで睨んでいるものにちがいなかった。
— 吉川英治 『黒田如水』 青空文庫
作例 · 標準
創業期から物心両面にわたって私を支えてくれた妻には、いくら感謝しても足りない。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
会社は資格取得を目指す社員に対し、受験費用の負担と休暇の付与という物心両面での援助を行っている。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
地域のボランティア団体は、孤児院の子供たちへ物心両面からのサポートを長年続けている。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview