訳述
やくじゅつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
translation
文例 · 用例
日本のドイツ文学の教授も、字典を引かなければ、その名を知る能わず、むかし森鴎外が、かれの不思議の才能を愛して、その短篇、「塔の上の鶏」および「女の決闘」を訳述せり。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
――読みかけていた一書は蕃書取調所に命じて訳述させた海外事情通覧である。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
訳述の法に就ては訳者自ら語るを好まず。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
博士にとつて稼ぐといふ事は倫理学を方々で講演したり訳述したりする外には何も無かつたのは飛んだ仕合せであつた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
若干の訳述上の難点について、友人小宮豊隆君の示教を仰いだことについて、ここに改めて感謝の意を表しておきたいと思う。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
私は文化主義について、さきに阿部次郎さんの訳述されたリップスの『倫理学の根本問題』から多く啓発せられたのですが、近頃は高田保馬さんと左右田喜一郎博士の論文とから更にいろいろの教を受けたことを茲に感謝します。
— 与謝野晶子 『婦人改造の基礎的考察』 青空文庫
最初に読んだのは佐川春水氏が「銀行盗賊」と改題して訳述した「赤髪組合」か、それでなければ訳者を失念したが、太陽か又は太陽と同型の雑誌に発表された「青い宝石」で、どっちが先だったか確かな記憶はない。
— 甲賀三郎 『ドイルを宗とす』 青空文庫
丁良が光緒三年(明治十年)にウールジー(Woolsey)のインターナショナル・ローを訳述した時には、さきに用いた「万国公法」なる名称を棄てて「公法便覧」と題し、書中にも「万国公法」なる語を用いずして総べて「公法」と称している。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は難解なラテン語の文献を、現代語へと丁寧に訳述した。
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原文に忠実でありながら、読者の理解を助けるための訳述がなされている。
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この本は、単なる翻訳を超えた、著者独自の視点による訳述が素晴らしい。
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