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大目付

おおめつけ
名詞
1
標準
(government) inspector-general (Edo period)
文例 · 用例
まかり間違うて大公儀の耳にでもそげな事が入ったなら、直ぐさま、黒田五十五万石のお納戸の信用に差響いて来るやら知れぬ話じゃけに、成る限り大切を取って極々の内密に、しかも出来るだけ速よう下手人を探し出せと言う大目付からの御内達で、お係りのお目付、松倉十内|様も往生、垂れ冠って御座る。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
大きにもっともな話……」「……又、大目付様からの御内達で、どのような場合でも蔵元屋の内幕に立入って、蔵元屋の信用に拘わるような事を探り立てしてはならぬ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
大体大目付の注文が無理と思うが」「ハハハ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
それから十二、十三と三日も経っとるのに下手人がわからんとは余りにも手|緩いちゅうて、大目付から矢の催促じゃ」「ふうん。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
上役と言うものは下役の苦労を知らんのが通例じゃが……」「……と言うのが……何でもその日田の御金奉行の野西|春行という若侍が、あの騒動の起って以来、毎日、御城内の大目付、川村|様のお役宅に押しかけて来て、この騒動がいつまでも片付かねば蔵元屋の信用にかかわる。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
今に眼に物を見せてくれようで……」「その上に、これも松倉どんから聞いた話じゃが、あの蔵元屋の後妻が野西の尻に付いて、場所もあろうに大目付の役宅へシャシャバリ出て『可愛い娘を祝言前に殺されて妾ゃ行く末が暗闇になりました。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
五十五万石の大目付、丸潰れと来たなあ」「それでももしや、お熊の縁談から起った意趣、遺恨じゃないかと思うて、襟半の方へ探りを入れてみると、花婿の半三郎も、今は隠居しとる父親の半左衛門夫婦も、神信心の律義者という評判に間違いないらしい」「それは毛頭間違いない。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
御家老様、大目付殿、お納戸頭などと十分に御打合わせを願うた上で、お指図を受けねばならぬが……しかし……」 と十内は無念そうに唾液を嚥み込んで、眼をギョロリと光らした。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫