胚乳
はいにゅう
名詞
標準
albumen (of a seed, esp. the endosperm)
文例 · 用例
空想は重く、思惟は萎えてただ 只管のアンティシペーションが内へ 内へ肉芽を養う胚乳の溶解のように融け入るのだ。
— 宮本百合子 『海辺小曲(一九二三年二月――)』 青空文庫
我々の食べるお米は稲の実の胚乳即ち乳のような食物です。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
来年|播かれると芽が出て空気中の養分を取るまで土の下でその若芽を養っているのですから胚乳と申します。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
我々は臼でその芽を摺り潰して胚乳の澱粉だけを人間の食料としているので滋養分も多い訳です。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
そしてその表皮の下には薄い白肉層があって中心に円い一種子状胚乳を含んでいるに過ぎない。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
時に胚もまた去りてただその胚乳のみ残れり。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
吾人はこの胚乳を炊きて飯と成し食て以て生命を維持しつつあるなり。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
種子の皮は薄くて胚に密着し、頭部二岐せる胚は幼芽、幼茎を伴える大なる子葉からなって胚乳欠如し、吾らは油を含めるその子葉を食しているが、それはちょうどクリにおけると同じである。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
作例 · 標準
植物の種子には、発芽に必要な栄養分を蓄える胚乳が含まれている。
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コメの胚乳はデンプンが豊富で、私たちの主要なエネルギー源となる。
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顕微鏡で観察すると、トウモロコシの胚乳細胞が規則正しく並んでいるのが見えた。
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ウィキペディア
胚乳(はいにゅう)とは種子植物の種子を構成する組織の1つ。受精卵が発育した幼植物である胚自体とは別の組織であり、発芽に際して胚の成長に必要な養分を供給する働きを持つ。
出典: 胚乳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0