鶯菜
うぐいすな
名詞
標準
文例 · 用例
手先のきく清助は半蔵よりずっと器用に、冬菜、鶯菜、牛蒡、人参などの野菜を色どりよく取り合わせ、干し柿の類をも添え、台の上に載せて、その床の間を楽しくした。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
連翹と李の花で囲まれた農家や、その裾を丈低い桃の花木で飾った丘や、朝陽を受けて薄瑪瑙色に輝いている野川や、鶯菜や大根の葉に緑濃く彩色られている畑などの彼方に、一里の距離を置いて、府中の宿が、その黒っぽい家並みを浮き出させていた。
— 国枝史郎 『血曼陀羅紙帳武士』 青空文庫