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白粉花

おしろいばな
名詞
1
標準
文例 · 用例
白粉花ばかりは咲き残っていたが鶏頭は障子にかくれて丁度見えなかった。
寺田寅彦 根岸庵を訪う記 青空文庫
白粉花おしろひ花の黒きたね爪を入るれば粉のちりぬ。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
白粉花、夜中に表を叩くから、雨戸を明けてふと見れば、墓場の上の狐火か、暗闇のなかにおまへの眼が光る。
上田敏 牧羊神 青空文庫
噫、おしろい、おしろい、汚れた夜の白粉花
上田敏 牧羊神 青空文庫
矢車草、思草、白粉花、生の眞の美人よりもおまへの方がわたしは好だ。
上田敏 牧羊神 青空文庫
黄色い暑苦しい花、焔のような真赤な小さな花、黄や紫の白粉花など、毎歳その土地には絶えなかった。
原民喜 吾亦紅 青空文庫
露草、鳳仙花、酸漿、白粉花、除虫菊……密集した小さな茎の根元や、くらくらと光線を吸集してうなだれている葉裏に、彼の眼はいつもそそがれる。
原民喜 苦しく美しき夏 青空文庫
白粉花鳳仙コスモスの種を蒔く。
断膓亭日記巻之二大正七戊午年 断腸亭日乗 青空文庫