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小錐

こぎり
名詞
1
標準
bradawl (woodworking tool)
文例 · 用例
かなたにてきらめく川やさてはまた遠山の雪その枝にからすとまればざんざんと実はうちゆるゝこのときに教諭白藤灰いろのイムバネス着ていぶかしく五助をながめ粘土地をよこぎりてくる
宮沢賢治 〔洪積の台のはてなる〕 青空文庫
それからにわかによだかは口を大きくひらいて、はねをまっすぐに張って、まるで矢のようにそらをよこぎりました。
宮沢賢治 よだかの星 青空文庫
」とものかなしげに語らいつつ、社の前をよこぎりたまえり。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
坂もおりたり、のぼりたり、大路と覚しき町にも出でたり、暗き径も辿りたり、野もよこぎりぬ。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
うすいのこぎりをひいて、櫛の歯を一枚一枚をつくつていくのです。
新美南吉 鳥右ヱ門諸国をめぐる 青空文庫
あれは雲の上の奥深きお方々が、野辺に咲く四季の花をごらんになる事が少いので、深山の松かしわを、取り寄せて、生きてあるままの姿を御眼の前に眺めてお楽しみなさるためにはじめた事で、わしたち下々の者が庭の椿の枝をもぎ取り、鉢植えの梅をのこぎりで切って、床の間に飾ったって何の意味もないじゃないですか。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
」とものかなしげに語らひつつ、社の前をよこぎりたまへり。
泉鏡花 竜潭譚 青空文庫
はじめ軒端を伝って、ちょろちょろ、まるで鼠のように、青白い焔が走って、のこぎりの歯の形で、三角の小さい焔が一列に並んでぽっと、ガス燈が灯るように軒端に灯って、それから、ふっと消える。
太宰治 春の盗賊 青空文庫
作例 · 標準
ネジを締める前に、小錐で板に小さな下穴を開けておくと仕上がりが綺麗になる。
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木工細工の細かい作業には、手に馴染むサイズの小錐が欠かせない。
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道具箱の隅から、錆びついた古い小錐が出てきたので砥石で磨いてみた。
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