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碇綱

いかりづな
名詞
1
標準
anchor cable
文例 · 用例
』と叫んだのは、懷かしや、櫻木海軍大佐の聲、同時に、今一人乘組んで居つた馴染の顏の水兵が、機敏に碇綱を投げると、それが巧く鐵檻車の一端に止つたので、『それツ。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
両端から二本の碇綱を延しているゆえ、帆に風を孕んでも船は動かない。
鈴木三重吉 千鳥 青空文庫
帆が張っているから碇綱は弛まぬ。
鈴木三重吉 千鳥 青空文庫
碇綱を巻くための鉄製の器具がある。
島崎藤村 新生 青空文庫
染八の首級は、碇綱のように下がっている撥ね釣瓶の縄に添い、落ちて来たが、地面へ届かない以前に消えてしまった。
国枝史郎 血曼陀羅紙帳武士 青空文庫
「あツ、さうだ」 卯八は料理のため用意した出刄庖丁を取出すと、碇綱をブツリと切りました。
笑ひ茸 錢形平次捕物控 青空文庫
「右手に持つた出刄庖丁で、右手首を切る筈はない」 平次のさう言ふ言葉に力を得たものか、「お燗番の卯八さんが、碇綱を切つて投げた庖丁が當つたんです」 お蔦は顏を擧げてはつきり言ふのでした。
笑ひ茸 錢形平次捕物控 青空文庫
仕方が無いから、碇綱を切つて、滅茶々々に岸へ漕ぎ寄せました」 卯八の言葉は豫想外でした。
笑ひ茸 錢形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
船の定期検査で、老朽化した碇綱が新しいものに交換された。
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強風のため、係留中の船の碇綱が切れ、船体が岸壁に衝突した。
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大型タンカーは、水深や海流に応じて適切な長さに調整された数本の碇綱で固定される。
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錨を下ろす際、船長は慎重に碇綱の繰り出し量を指示した。
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