抜き書き
ぬきがき
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
extract
文例 · 用例
たとえば岩波文庫の芭蕉連句集の(五一)と(五二)の中から濁子という人の句ばかり抜き書きしてみると、「鵜船の垢をかゆる渋鮎」というのがあってそこに「鳥」と「魚」の結合がある。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
するとその少年は暫時して、大変気が落ち付いたようだと言いますので、今度は、少年の持参した試験問題集の中の二、三の問題を別紙に抜き書きして、その少年の前の卓上に載せました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
従って赤鉛筆で棒を引いたり、ノートに抜き書きしたりするようなことは出来ない。
— 織田作之助 『僕の読書法』 青空文庫
そういうことの必要を思わぬこともないが、しかし窮屈な姿勢で読んだり、抜き書きしたりしておれば、読書のたのしみも半減するだろうと思われるのだ。
— 織田作之助 『僕の読書法』 青空文庫
結論がたやすく抜き書きできたりするような書物はだから僕には余り幸福を与えてくれない。
— 織田作之助 『僕の読書法』 青空文庫
抜き書きをしない代り絶えず繰りかえし読む、これが僕の唯一の読書法である。
— 織田作之助 『僕の読書法』 青空文庫
七百頁の「葛原勾当日記」のわずかに四十分の一、青春二十六歳、多感の一年間だけを、抜き書きした形であるが、内容に於て、四十余年間の日記の全生命を伝え得たつもりである。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
記憶に便ぜんがため、自分は学校にいるうち抜き書きということをよくやった。
— 寺田寅彦 『わが中学時代の勉強法』 青空文庫
作例 · 標準
論文作成のため、参考書から重要な部分を抜き書きする。
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先生が板書した内容を、生徒はノートに丁寧に抜き書きしていた。
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彼は小説の中から感動的なセリフを抜き書きして、自分のブログに載せた。
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