埴生
はにゅう
名詞
標準
clay soil
文例 · 用例
池は小さくて、武蔵野の埴生の小屋が今あらば、その潦ばかりだけれども、深翠に萌黄を累ねた、水の古さに藻が暗く、取廻わした石垣も、草は枯れつつ苔滑。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
とにかく、地借の輩だし、妻なしが、友だち附合の義理もあり、かたがた、埴生の小屋の貧旦那が、今の若さに気が違ったのじゃあるまいか。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
それから埴生坂という坂までおいでになりまして、そこから、はるかに難波の方をふりかえってご覧になりますと、お宮の火はまだ炎々とまっかに燃え立っておりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
下埴生の成田の寺に。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
下埴生にいます佛は。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
処へ、横雲の漾う状で、一叢の森の、低く目前に顕われたのは、三四軒の埴生の小屋で。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
素直に伸びたのを其のまゝ撫でつけた白髪の其よりも、尚多いのは膚の皺で、就中最も深く刻まれたのが、脊を低く、丁ど糸車を前に、枯野の末に、埴生の小屋など引くるめた置物同然に媼を畳み込んで置くのらしい。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
何故というのに、その頃の寄宿舎の中では、僕と埴生庄之助という生徒とが一番年が若かった。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
作例 · 標準
この辺りは埴生が多く、水はけがあまり良くない土地だ。
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埴生は農業に適さないと思われがちだが、工夫次第で良い畑にもなる。
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埴生の土地に建物を建てる際は、地盤改良が必要になることがある。
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ウィキペディア
埴生(はぶ)は、日本国山口県山陽小野田市西端部の地名。下関市と宇部市のほぼ中間に位置し、周防灘(瀬戸内海)に面する。国道2号と国道190号の結節点であり、山陽オートレース場が所在する。
出典: 埴生 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0