走狗
そうく
名詞
標準
hound
文例 · 用例
革命的左党は右党派軍隊に絶滅され、国民党は共産分子を除外して孫文の国民党はブルジョワ階級の走狗となった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
会社直属の特務機関であり、最も忠実な利潤の走狗である監督は、表面現場の親玉である係長の次について働いてはいるが、しかしその点、技師上りの係長にも劣らぬ陰然たる勢力を持っているのであった。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
次席警部は武藤君に対して、「警察は如何にも君等の言う通り、資本家の走狗だ。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
この事実は日本の政府が、一貫して財閥の走狗であり、財閥の利益を擁護することによって自分の利益をも擁護している人間の集りであるという事実を、告白しているものだと思う。
— 宮本百合子 『私たちの建設』 青空文庫
本来ならそうした抗戦運動の指導者になる筈の知識人たちが、日本の場合は隠遁的ポオズだったり反って軍閥の走狗となった例が圧倒的に多い。
— 田中英光 『さようなら』 青空文庫
米国の汎アメリカニズムと×××××××の矛盾は益々増大しつつあると、中国国民党の走狗どもは云っているが、これは間違いである。
— 夢野久作 『人間レコード』 青空文庫
僕のやうに学校を卒業したものは、卒業したときにはもう完全な資本家の走狗の標本になり切つてしまつてゐるのだから。
— 島田清次郎 『二人の男』 青空文庫
アインシュタインを、長岡半太郎を、ブレリオを、パストゥウルを、誰かブウルジュアジイの走狗と呼ぶものぞ。
— 岸田國士 『新劇界の分野』 青空文庫
作例 · 標準
獲物を追う走狗は、鋭い嗅覚で獲物の匂いを辿っていた。
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その悪党は、雇われた走狗のように、裏社会で暗躍していた。
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忠実な走狗が、主人の帰りを玄関でじっと待っていた。
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ウィキペディア
走狗(そうく)は、猟犬を指す語句。中国の格言に「狡兎、死して走狗烹らる」(賢い兎が絶えれば猟犬は煮て食べられてしまう)というのがあり、転じて日本では『飛鷹走狗』の四文字熟語とともに「有力者の手先となる人物」に例えられ、走狗と呼称される。
出典: 走狗 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0