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明け放す

あけはなす
動詞
1
標準
文例 · 用例
ひろい扉が東側と北側に二つもついてゐたし、南側にも洋ふうの開窓があつて、それを皆いつぱいに明け放すと、風がどんどんはひつて來て書物のペエジがいつもぱらぱらとそよいでゐるのだ。
太宰治 思ひ出 青空文庫
これは大事な賓客のために、特に奥座敷の雨戸を明け放すのと同じ趣旨で、炉の火を取り分けて別に一席を設けることは、日常普通の訪問者に対しては、決してせぬ習いであったからである。
柳田国男 雪国の春 青空文庫
喜右衛門が通されたという八畳の座敷へはいって、縁側の大きい雨戸をあけ放すと、秋の日のひかりが一面に流れ込んで来た。
一つ目小僧 半七捕物帳 青空文庫
」 いつたんしめた障子を殘らずあけ放す氣配と共に、母親の我子を呼ぶ聲が聞えた。
水上滝太郎 大阪の宿 青空文庫
其処へ実験台の小さいのを一つと顕微鏡とを運んで、冬の間は一度もあけたことのない引戸をすっかりあけ放すと、先ず準備は出来たのである。
中谷宇吉郎 雪雑記 青空文庫
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