恵光
けいこう
名詞
標準
文例 · 用例
たとえば、その書簡の封を開くと、その中からは意外な悲しいことや煩わしいことが現われようとも、それは第二段の事で、差当っては長閑な日に友人の手紙、それが心境に投げられた恵光で無いことは無い。
— 幸田露伴 『野道』 青空文庫
それは「自然の恵める知恵光」であった。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
白木の位配に「新円寂慈眼院恵光大姉」と書いてあります。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
慈眼院恵光大姉――其処に現われた有無の皮肉に、私は微笑を禁じ得ませんでした。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
四 闇の中に眼をみひらいた俊恵は、呼吸をととのえ精神を凝らして智恵光の発するのを待った。
— 山本周五郎 『荒法師』 青空文庫