唯一不二
ゆいいつふじ
名詞名詞-の形容詞
標準
one and only
文例 · 用例
――○―― 人が、物を観る時に、唯一不二な心に成って、その対象に対すると云う事は大切でございましょう。
— 宮本百合子 『C先生への手紙』 青空文庫
唯一不二の言葉ばかり使つてないにしろ、白痴脅しの言葉は並んでゐない。
— 芥川龍之介 『雑筆』 青空文庫
そもそも天上皇帝とは、この天地を造らせ給うた、唯一不二の大御神じゃ。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
私はかねがね、羈旅漂泊の旅情歌を、恋歌に次いでは、最も短歌らしい短歌として愛誦するものであるが、実はこの両者は、単なる上べの名目を異にするのみで、その実体は唯一不二の本性に根ざしてゐると見るべきだらう。
— 三好達治 『万葉集の恋歌に就て』 青空文庫