歌舞伎芝居
かぶきしばい
名詞
標準
kabuki play
文例 · 用例
剣劇の股旅ものや、幕末ものでも、全部がまだ在来の歌舞伎芝居の因習の繩にしばられたままである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
ところが歌舞伎芝居が好きで、わけて田之助びいきの処から、其の楽屋に出入りしているうち同じ贔負の国太郎と知り合い、官吏の家庭とはまるで世界の違う下町生活の話を聴いて異常な好奇心と憧憬から自分から進んで黒繻子の襟のおかみさんになったのであった。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
尤も、今の歌舞伎芝居には可なり不満ですがね。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
外に行く処もありませんからよく参りますが、妾達の実生活と歌舞伎芝居の世界とは、もう丸きり違っているのでございますものね。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
あんな可哀想なことを……」 そんな御冗談のうちに先生御夫婦はいろいろと私に歌舞伎芝居のお話をしてお聞かせになりました。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
十歳の昔のころ祖母のお伴で屡々歌舞伎芝居を見に行くのであつたが、女に振られる悪侍やお殿様が「えゝツ、これほど云うても聞きわけもない、斯うなるからは可愛さあまつて憎さが百倍――」などゝ唸つて眼玉をむき出すのだが、いつの時でもその心持や顔つきが腑に落ちなかつた。
— 牧野信一 『天狗洞食客記』 青空文庫
それが他の大劇場であったならば、さのみの議論にならなかったかも知れないが、なにぶんにも歌舞伎芝居の本城という歌舞伎座であるだけに、その本城をかれらに明け渡すということは、歌舞伎芝居が書生芝居に征服されたという形にもなるので、ここにいろいろの議論を生じたわけである。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
外に行く処もありませんからよく参りますが、妾達の実生活と歌舞伎芝居の世界とは、もう丸きり違つてゐるのでございますものね。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
作例 · 標準
父に連れられて初めて歌舞伎芝居を観に行ったが、その豪華絢爛さに圧倒された。
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今日の夜は、新橋演舞場で話題の歌舞伎芝居を観劇する予定だ。
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歌舞伎座で、人間国宝の俳優が出演する歌舞伎芝居を観た。その迫力に鳥肌が立ったよ。
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